【お知らせ】日本ジェンダー学会第28回大会「女性兵士とジェンダー」(2024年9月28日:追手門学院大学)プログラム確定・参加申込み概要

日本ジェンダー学会 大会シンポジウム「女性兵士とジェンダー」

(1)日程

2024 年 9 月 28 日(土)10:00~17:30 (終了後、18:00~20:00 懇親会)

※会場受付開始は9:30からです。会場(追手門学院大学総持寺キャンパス)の4階にお越し下さい。午後の大会シンポジウムだけのご参加も可能です。また、事前申込みがなくとも、当日参加も可能です。

(2)場所

追手門学院大学(茨木総持寺キャンパス:JR総持寺駅 徒歩10分)

交通アクセス |追手門学院大学 (otemon.ac.jp)

 〒567-0013 大阪府茨木市太田東芝町 1 番 1 号

(3)プログラム(確定)

10:00~12:00 一般報告(全5グループで同時平行開催)

第1 グループ(A492教室)

1 酒井美優(関西大学 社会学研究科 博士後期課程)「日本近代文学の“美少年”表象とラブコメディACGN主人公の共通性―弱く無垢ゆえに愛される男性キャラクターの系譜―」  
2 黄薇(同志社大学 社会学研究科 博士後期課程)「日本のテレビドラマにおける独身のキャリアウーマンの表象分析」
3 李澤睿(神戸大学 人文学研究科 博士後期課程)「2000年代の働く女性の職場「生存戦略」―女性実用雑誌『日経WOMAN』の記事言説から―」
4 彭子澴(九州大学 芸術工学府 博士後期課程「日本の大学における外国人女性研究者の現状と課題―九州大学を事例に―」

第2グループ(A493教室)

1 ZHU MINYUE(京都産業大学 現代社会学研究科 修士課程) 「ジェンダーレス広告における男性像の光と陰― 日中の女性化粧品広告の比較研究から ―」
2 周馨驥(神戸大学 人文学研究科 博士後期課程)「「選択的シングルマザー」を選ぶ女性の母親への意味づけ過程—複数径路等至性モデリングを用いて—」
3 LI HENGCONG(大阪大学 人文学研究科 博士後期課程「日本国会議員の生殖に関する言葉の暴力装置とジェンダーイデオロギー ―現代日本の少子化対策から考える―」
4 小平沙紀(東京大学 情報学環・学際情報学府 博士後期課程)「ルッキズムと韓国男性の身体意識―美容実践からみる現代韓国社会―」

第3グループ( A411教室)

1 惲麗莎(関西大学 社会学研究科 博士後期課程)「「性」を表現する女性たち−中国における女性向けネットポルノ小説を書くことをめぐって−」
2 連輝(神戸大学 人文学研究科 博士後期課程)「中国における「女権主義者」と彼女たちの生活 ―若い「女権主義者」への聞き取り調査を中心に―」
3 楊天時(同志社大学 社会学研究科 博士後期課程)「中国のSNSにおける日本の女性向けゲームの参加型文化―『刀剣乱舞』を例にして―」
4 馬路遥(明治大学大学院 教養デザイン研究科 博士後期課程)「清代における男色を中心とした民間信仰への一考察―福州府一帯の「胡田宝信仰」を中心に―」

第4グループ(A412教室) 

1 杉山侑姫(中部大学 国際人間学研究科 修士課程「日本語版Inventory of Attitudes Toward Sexist/Nonsexist Language-Generalの作成と信頼性・妥当性の検証」
2 房冀洲(明治学院大学 社会学研究科 修士課程)「フェミニスト・スタンドポイント理論がソーシャルワーク実践にもたらす変容―「内なるアウトサイダー」概念に焦点を当てて―」
3 江川空(京都大学 人間・環境学研究科 博士後期過程)「アドリアーナ・カヴァレーロの「コーラ」解釈 -女性、物質、身体、声をめぐって-」
4 榎本ゆり(関西大学 文学研究科 博士後期課程)「「女」「男」「トランスジェンダー」とは誰か―トムボーイ研究におけるジェンダー認識論的枠組から「性的差異」を考える―」

第5グループ(A413教室)

1 齋藤智咲(大阪大学 工学研究科 修士課程)、芳賀智宏・松井孝典(大阪大学教員)、堀啓子(滋賀県立大学教員)「ジェンダーの視点から見た日本の気候変動影響と緩和・適応策の分析」
2 川島典子(福知山公立大学 教員)「デンマークにおける男女共同参画政策― 社会福祉、政治参画、子育て支援、教育、兵役の視座から―」
3 土屋泰樹・高野詩菜(富山大学 教員)「賃貸物件選びにおける性別による選好の違いに関する研究―web アンケート調査を用いて―」

10:00~12:00 ミニ・シンポジウム「大学におけるトランスジェンダー学生の受け入れ課題―日米の女子大学事例を中心に―」(会員企画:A421教室)

武庫川女子大学:安東由則・西尾亜希子・中尾賀要子

日本女子大学:小山聡子

12:10~12:40 総会

12:40~13:30 昼食休憩

 ※大学前の「イオンタウン」に複数の飲食店あり・イオンスーパー・スターバックスもあり

13:30~17:30 大会シンポジウム「女性兵士とジェンダー」

紛争解決や平和構築への女性の参画を掲げる国連安保理決議1325号に象徴されるように、軍隊におけるジェンダー主流化の動きが加速するなか、各国の軍隊は女性に対して職域や職階の面で「平等な」機会を提供する場へと変貌しつつある。本シンポジウムでは、大規模な女性の軍事動員がおこなわれた第二次世界大戦から現代までを視野に入れながら、イギリス、イスラエル、ソ連、中国における女性兵士をめぐる諸問題を検討する。女性兵士の存在はそれぞれの国や時代においていかなるジェンダー問題を惹起したのか。女性兵士の表象と戦後の変遷、ジェンダーとエスニシティの交差性にみる女性兵士の多様性、戦後の意図的な忘却と「記憶の政治」との関係などに触れながら考えていきたい。

13:30-13:40  開会挨拶・趣旨説明 三成美保(日本ジェンダー学会会長・追手門学院大学)

13:40-15:50  第一部:報告 

 13:40-14:10  第一報告:林田敏子(奈良女子大学) 「銃を持たない女性兵士―第二次世界大戦期のイギリスにおける女性兵士へのまなざし」

 14:10-14:40 第二報告:澤口右樹(一橋大学)「ジェンダーとエスニシティの交差性からみるイスラエルの女性兵士」

 14:40-14:50  休憩

 14:50-15:20  第三報告:前田しほ(島根大学) 「ソ連の女性兵士表象:戦争神話としての映画を中心に」

 15:20-15:50  第四報告:中山文(神戸学院大学)「中国軍旅演劇における女性兵士の形象」

 15:50-16:00  休憩

 16:00-17:25 第二部:討論

16:00-16:10  コメント:日本近現代史の立場から (長志珠絵:神戸大学)

 16:10-16:20  コメント:ドイツ近現代史の立場から(石井香江:同志社大学)

 16:20-17:25  質疑応答・討論(司会:林田敏子)

 17:25-17:30  閉会挨拶 伊藤公雄(京都大学名誉教授)

(4)会場・運営等

会場への地図とバス時刻表(阪急茨木市駅の発車時間)です。

①開催方法は、会場参加(対面)を基本とし、午後のシンポジウムのみハイブリッド(対面+ZOOM)を予定しています。ただし、諸般の事情によりうまく配信できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

②オンライン参加には以下の制約があります。あらかじめご了承ください。
※午前の部のオンライン配信と資料配信はありません。オンライン配信は午後のシンポジウムのみです。オンライン参加者は、口頭での質問・発言はできません(チャットで質問可能ですが、会場参加者を優先します)。

③休憩室は、A472とA471です。お茶と簡単なお菓子をご用意しておりますので、お茶や昼食等にご利用ください。9:30から17:00までオープンしています。

④会場はWiFiが使えます。ゲスト用アカウントは当日お知らせします。

⑤大会実行委員会:三成(開催委員長)・林田(企画責任者)・松並・小縣・織田・蚊野

(5)参加申込み等

①会場参加者 参加費(資料代等)1000円(会員・非会員とも同額。ただし、追手門学院大学関係者は無料)
※当日、受付でお支払下さい。領収証が必要な方は受付でお申し出ください。

②オンライン参加者 参加費無料(会員・非会員とも)
(ご注意)午後の大会シンポジウムのみオンラインでも提供します。午前の一般報告およびミニシンポジウムは対面参加のみです。

以下のZOOMにお入りください。当日13:20から参加可能です)
Zoom ミーティング https://zoom.us/j/94388964349?pwd=2wdPdhAbjI8oWFozPRWwk76Ikw2IJX.1
ミーティング ID: 943 8896 4349 パスコード: 166452

(ご注意)事前申込みがなくてもオンライン視聴可能ですが、事前申込みがない場合には、資料の事前送付はありません。なお、シンポジウム運営に支障をきたすような行為があった場合には、運営者のほうで強制的にオンラインからの退室措置をとりますので、あらかじめご了承ください。

③事前申込み者(会場参加者・オンライン参加者とも)には、9月26日を目処に午後のシンポジウム資料をアップしたURLをお知らせします。一般報告・ミニシンポジウムの資料については、当日配布(印刷物)の予定です(オンラインでの資料提供はありません)。

④懇親会費 6500円(院生は5000円)高槻「梅の花」(要事前申込み:定員50名:登壇者・会員優先)

着席式のコース料理となります。懇親会場へは大学から送迎バス(無料)を利用します。懇親会場から最寄り駅(JR高槻市駅)までは徒歩15分、すぐそばのバス停からバス便もあります。

https://umenohana-restaurant.co.jp/shop-list/info.php?id=1013

【重要】懇親会の申込者でご都合により出席できなくなった場合には、前日(9月27日(金))の18:00までに必ず下記までご連絡ください。「懇親会キャンセル」とタイトルに明記してください。当日キャンセルはできません(キャンセル時間よりも連絡が遅れた場合や無断欠席の場合には、恐縮ですが、食事代5000円を申し受けます)。 

  懇親会キャンセルの連絡先 m-mitsunari■otemon.ac.jp(■を@に代えてご連絡ください)

⑤会場参加・懇親会参加の申込み 締切 9月15日(日)

以下のURLあるいは下記のQRコードでお申し込み下さい。

https://forms.gle/imkySAN9V9dxihTm9

※当日の会場参加もオンライン参加も、事前申し込みなしでもご参加可能ですが、資料等の手配ができかねますので、あらかじめご了承ください。

⑥会場までのアクセスと会場見取り図については、資料をご確認ください。

■会場へのアクセス

JR総持寺駅からは北へ徒歩10分。阪急総持寺駅からも歩けますが、20分以上かかります。

阪急茨木市駅からは路線バス(近鉄バス)が出ています。「花園・東和苑行き」にご乗車ください。

「追大総持寺キャンパス前」下車すぐ。バスの所要時間15~20分(JR総持寺駅に止まるバス便もあります)。

詳しくはhttps://www.otemon.ac.jp/guide/campus/access.html

参加申込みQRコード